【四柱推命】松坂桃李の命式を徹底分析!乙が示すしなやかな強さ

松坂桃李を描いたイラスト。四柱推命で命式を読み解く記事の挿絵 有名人の四柱推命

2026年7月26日、TBS系日曜劇場で『VIVANT』の続編がスタートしました。2023年の第1シーズンから3年、乃木憂助の相棒・黒須駿として帰ってきたのが俳優の松坂桃李さんです。さらに2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』では、幕臣・小栗上野介忠順を演じる主演も決まっています。

戦隊ヒーローからキャリアを始め、警察もの、政治サスペンス、シェイクスピア舞台、そして時代劇の主演まで。同じ俳優とは思えないほど作品ごとに姿を変えていく松坂桃李さんですが、四柱推命でその命式を見てみると、この「変幻自在さ」を説明する日主が浮かび上がってきます。

松坂桃李さんの日主は「乙(きのと)」。自然界にたとえるなら草花・蔓(つる)です。じつはこの「乙」、当サイトでこれまで甲・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の9つの日主を扱ってきたなかで、唯一まだ登場していなかったタイプでした。松坂桃李さんは、当サイトで初めて取り上げる「乙」の日主の人物ということになります。

本記事では、松坂桃李さんの命式(生年月日から導く四柱推命の設計図)をもとに、日主「乙」のしなやかさ、月柱の印綬、年柱の正財、そして五行バランス「土3・金0」が何を語るのかを読み解いていきます。

松坂桃李さんの基本情報と命式

まずは基本的なプロフィールと、そこから算出される命式を確認しておきます。

  • 名前:松坂桃李(まつざか とおり)
  • 生年月日:1988年10月17日
  • 出身地:神奈川県茅ヶ崎市
  • 職業:俳優

2008年、友人に誘われて応募した「チャレンジFBモデル2008オーディション」でグランプリを受賞し、雑誌『FINEBOYS』の専属モデルとして芸能活動をスタート。2009年には『侍戦隊シンケンジャー』の志葉丈瑠/シンケンレッド役で俳優デビューを果たしました。

命式(三柱)

※出生時刻が公表されていないため、時柱を除いた年柱・月柱・日柱の三柱で鑑定しています。

年柱 月柱 日柱(主)
干支 戊辰 壬戌 乙巳
通変星 正財 印綬 ―(日主)
十二運星 冠帯 沐浴

五行バランス

1 1 3 0 1

日主である「木」がわずか1に対し、木の力を消耗させる「土」が3。この配置から、松坂桃李さんの命式は身弱と読めます。また「金」がゼロという、かなり特徴的な偏りも見られます。

日主「乙(きのと)」とは?草花・蔓が示す5つの特徴

四柱推命では、生まれた日の天干(日干=日主)がその人の本質を表すとされています。松坂桃李さんの日主「乙」は、十干のうち陰の木にあたり、草花・蔓草・つる植物にたとえられます。

同じ「木」でも、甲(きのえ)が天に向かってまっすぐ伸びる大樹であるのに対し、乙は地を這い、他のものに巻きつき、風が吹けばしなって受け流す植物です。この違いから、乙の日主には次のような特徴があるとされています。

  • ① しなやかな適応力:置かれた環境に合わせて形を変えられる。強い風にも折れず、しなって受け流す
  • ② どんな場所にも根を張る:岩の隙間でもアスファルトの割れ目でも、与えられた場所で確実に育つ生命力
  • ③ 柔らかく見えて折れない芯:外見は穏やかで物腰が柔らかいが、内側には簡単には曲がらない意志を持つ
  • ④ 繊細な観察力と気配り:周囲の状況を細かく読み取り、相手や場に合わせた振る舞いができる
  • ⑤ 目立たぬ粘り強さ:派手に自己主張はしないが、時間をかけて確実に領域を広げていく

草花は大樹のように一本で存在感を放つタイプではありません。しかし、大樹が倒れるような嵐のあとでも、草花は残っている。乙の強さはそういう種類のものだと読まれます。

乙の特徴と松坂桃李さんの一致点

ここからは、乙の5つの特徴が松坂桃李さんのキャリアとどう重なるのかを、具体的に見ていきます。

特性①「しなやかな適応力」× 作品ごとに別人になる振り幅

松坂桃李さんのキャリアを並べてみると、その振り幅の広さに驚かされます。ヤクザと警察の狭間で変貌していく刑事を演じた『孤狼の血』、権力の闇に葛藤する官僚を演じた『新聞記者』、そして舞台から映画化された『娼年』のように、まったく毛色の異なる作品を次々と行き来してきました。

この評価は数字にも表れています。第42回日本アカデミー賞(2019年)では『孤狼の血』で最優秀助演男優賞を受賞し、翌年の第43回では『新聞記者』で最優秀主演男優賞を受賞。助演と主演で2年連続の最優秀賞という結果を残しています。

乙は「与えられた環境の形に合わせて伸びる」性質を持つとされます。まっすぐ上に伸びることしかできない大樹とは違い、蔓は支柱の形に沿って自在に形を変える。作品ごと、役ごとに輪郭を変えていく松坂桃李さんの俳優としてのあり方は、この乙の性質とよく重なると読めます。

特性②「どんな場所にも根を張る」× モデルから俳優への転身

松坂桃李さんのスタート地点は、俳優養成の王道ルートではありませんでした。友人に誘われて応募したファッション誌のモデルオーディション。そこでグランプリを取り、『FINEBOYS』の専属モデルとなったのが2008年のことです。

翌2009年には『侍戦隊シンケンジャー』で俳優デビューを果たします。戦隊ヒーローという役どころは、その後のキャリアの方向性を決めつけられやすい立場でもあります。しかし松坂桃李さんは、そこから映画・ドラマ・舞台へと活動範囲を広げ、日本アカデミー賞の常連となるまでに至りました。

乙は「岩の隙間にも根を張る」草花です。用意された肥沃な土壌でしか育たないのではなく、たまたま落ちた場所で根を伸ばし、そこから広がっていく。オーディションという偶然の入口から始まり、与えられた現場を一つずつ足場にして領域を広げてきた歩みは、まさに乙的な成長の仕方だという解釈もできます。

特性③「柔らかく見えて折れない芯」× 重い題材を引き受ける選択

松坂桃李さんの立ち居振る舞いは、一般的に穏やかで柔らかい印象で語られることが多い俳優です。しかし出演作を見ると、決して「安全な役」ばかりを選んできたわけではありません。

『新聞記者』は、政権と報道の関係という極めてデリケートな題材を扱った作品でした。第45回日本アカデミー賞では『孤狼の血 LEVEL2』、第46回では『流浪の月』でそれぞれ優秀主演男優賞を受賞していますが、どちらも観る側に強い負荷をかける重い作品です。

乙は、外から見れば風になびく柔らかな草花です。ただ、なびいているのは折れないためであって、根まで揺らいでいるわけではありません。表面の柔らかさと、選択の芯の強さが同居する。乙の日主が持つとされるこの二面性が、松坂桃李さんの作品選びには表れているように読めます。

特性④「繊細な観察力と気配り」× 群像劇での立ち位置

『VIVANT』で松坂桃李さんが演じる黒須駿は、主人公・乃木憂助の相棒という立場です。堺雅人さん、阿部寛さん、二階堂ふみさん、二宮和也さんといった顔ぶれが並ぶ群像劇のなかで、自分の役割を的確に把握し、作品全体のバランスのなかで存在感を出す——これは相当に繊細な調整力が要る仕事だと言えます。

また松坂桃李さんは『ヘンリー四世』『ヘンリー五世』といったシェイクスピア作品をはじめ、舞台にも継続的に立ち続けてきました。共演者との呼吸で成立する舞台という場は、周囲を読む力がそのまま実力になる世界です。

乙は自分から発光するタイプの星ではなく、周囲との関係のなかで自分の位置を決める星だとされています。日主の十二運星が「沐浴」であることも、多感さ・感受性の豊かさを示すものと読まれることがあり、この繊細さを補強する材料と見ることができます。

特性⑤「目立たぬ粘り強さ」× 18年かけて大河主演の座へ

2009年のデビューから、2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』主演決定まで、およそ18年。この間、松坂桃李さんは一発逆転のような跳躍ではなく、一作ずつ評価を積み重ねる形でキャリアを築いてきました。

大河ドラマの主演は、日本の俳優にとって一つの到達点とされるポジションです。しかもその役どころは、勝海舟のライバルとも言われながら「逆賊」として歴史に葬られた幕臣・小栗上野介忠順。派手な英雄ではなく、時代の裏側で国のかたちを設計しようとした人物です。

蔓草は、一晩で高く伸びることはありません。しかし気がつくと壁一面を覆っている。乙の持つ「時間を味方につける拡張力」が、この18年の歩みには重なって見えます。

月柱の通変星「印綬」— 学び続け、吸収し続ける星

松坂桃李さんの月柱は「壬戌」、通変星は印綬(いんじゅ)です。月柱は社会性や仕事運、20代〜50代の中心となる時期を表すとされる重要な柱です。

印綬は、日主を生み育てる「印星」のうち陰陽が異なるもので、一般に次のような性質を持つとされています。

  • 知識欲が旺盛で、学び続けることを苦にしない
  • 物事を深く掘り下げて理解しようとする
  • 目上の人や先輩から引き立てを受けやすい
  • 伝統・古典・型のあるものに縁がある

松坂桃李さんのキャリアで印綬らしさが際立つのは、舞台への継続的な取り組みです。映像で高い評価を得たあとも、シェイクスピア作品のような古典の舞台に立ち続けてきました。効率だけを考えるなら映像に絞る選択もあったはずですが、そうしていない。「学びの場に身を置き続ける」という印綬的な行動と読むことができます。

また、2027年大河ドラマで演じるのが歴史上の実在人物である点も、印綬が示す「伝統・型のあるものとの縁」と重なる部分があります。なお月柱の十二運星は「墓」で、これは内側に蓄積していくエネルギーを表すとされ、学んだものを静かに溜め込む印綬との相性は良いと読めます。

年柱の通変星「正財」— 誠実に積み上げる星

年柱は「戊辰」、通変星は正財(せいざい)です。年柱は家柄・生まれ持った環境・人生の初期を表すとされます。

正財は、日主が管理する「財星」のうち陰陽が異なるもので、次のような性質があるとされています。

  • コツコツと堅実に積み上げることを好む
  • 誠実で、約束や信用を大切にする
  • 一攫千金より安定した継続を選ぶ
  • 周囲からの信頼が資産になる

松坂桃李さんのキャリアの進み方は、まさにこの「正財型」だと読めます。話題性で一気に駆け上がるのではなく、作品ごとに評価を得て、次の仕事につなげていく。第42回・第43回の日本アカデミー賞での連続受賞のあとも、第45回・第46回と優秀主演男優賞に選ばれ続けている継続性は、正財の堅実さを裏づける材料と見ることができます。

年柱の十二運星が「冠帯」である点も興味深いところです。冠帯は「一人前として認められる」段階を示すとされ、社会からの信頼を得ることが人生のテーマになりやすいと読まれます。正財との組み合わせは、「信用を積み上げることで前に進むタイプ」という一貫した像を描き出します。

五行バランス「土3・金0」が語るもの

松坂桃李さんの五行は木1・火1・土3・金0・水1。ここには2つの大きな特徴があります。

土3 — 日主を消耗させる「財」の多さ

乙(木)にとって、土は「財」にあたる五行です。財が多いこと自体は仕事運・金運の豊かさを示すとされますが、日主が弱い状態で財が多すぎると、財に振り回される・エネルギーを消耗しやすいという読み方もされます。

木は土に根を張って養分を得ますが、同時に土の量が多すぎれば草花は埋もれてしまう。俳優という仕事に置き換えるなら、次々に舞い込む仕事・期待・責任が「土」であり、それを引き受け続けることは大きな消耗を伴うという解釈ができます。身弱の乙にとっては、休息とペース配分が生命線になるタイプだと読めます。

金0 — 日主を切る刃がない

金は木を剋する(切る・削る)五行です。命式に金がゼロということは、外側から自分を強制的に矯正する力が働きにくい状態と読むことができます。

これはプラスにもマイナスにも解釈できます。プラス面は、型にはめられずに自由に伸びられること。作品ごとにまったく違う役を演じ分けられる柔軟さは、この「切られない木」という配置と無関係ではないかもしれません。一方でマイナス面は、自分で自分を律する必要があること。外から刈り込んでくれる存在がいない分、自己管理が課題になりやすいと読まれます。

身弱の乙という組み合わせは、繊細で傷つきやすい一面を持つとされます。ただ、その繊細さこそが役の心情を細やかに掬い取る力になっているとも考えられ、俳優という職業においては弱点ではなく資質として働いている、という見方もできるでしょう。

2026年以降の運勢 — 「傷官」の年が示すもの

2026年は丙午の年です。日主「乙」から見ると、丙は傷官(しょうかん)にあたります。

傷官は日主が生み出す「食傷」のうち陰陽が異なる星で、一般に次のように解釈されます。

  • 既存の型を壊し、新しい表現を生み出す
  • 感受性・美意識・技術が研ぎ澄まされる
  • 内に溜めたものが外へ出ていく
  • 批評眼が鋭くなる一方、心身の消耗も大きい

2026年の松坂桃李さんが『VIVANT』続編という大型作品に出演し、2027年の大河ドラマ主演に向かっているという流れは、傷官の「溜めたものを表現として外に出す」というテーマとよく重なります。印綬(月柱)で吸収してきたものが、傷官の年に作品として噴き出す——そんな読み方もできそうです。

一方で、傷官の年は消耗も大きいとされます。土3の財の多さと合わせて考えると、身弱の乙にとってはアウトプット量に対して休息をどう確保するかが鍵になる時期だと読めます。乙は風になびいて折れない星ですが、それはしなる余裕があってこそ。余白を残すことが、この時期の松坂桃李さんにとっての開運行動になるのかもしれません。

まとめ

松坂桃李さんの命式を振り返ってみましょう。

  • 日主「乙(草花・蔓)」:環境に合わせて形を変えるしなやかさ。作品ごとに別人になる振り幅の源
  • 月柱「印綬」:学び続ける星。舞台や古典への継続的な取り組みと重なる
  • 年柱「正財」:誠実に積み上げる星。18年かけて大河主演に到達した歩みと一致
  • 五行 土3・金0の身弱:仕事に恵まれる一方で消耗しやすい。型にはめられない自由さと自己管理の課題
  • 2026年は傷官の年:溜めてきたものが表現として外へ出ていく一年と読める

そして冒頭でも触れたとおり、松坂桃李さんは当サイトで初めて取り上げる「乙」の日主の人物です。大樹(甲)のような分かりやすい存在感ではなく、しなやかに巻きつき、いつの間にか広い範囲を覆っている——乙という日主の面白さを、松坂桃李さんのキャリアはとてもよく体現しているように思います。

もしあなたの日主も「乙」だったなら、松坂桃李さんの歩み方はひとつのヒントになるかもしれません。まっすぐ上を目指すのではなく、目の前の場所に根を張り、しなりながら広がっていく。それが乙の伸び方だと読めるからです。

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監修・参考文献

本記事は、四柱推命の古典理論にもとづき、運営者「つくつく」が一般向けに編集・執筆しています。

免責:四柱推命は東洋の占術であり、科学的に実証されたものではありません。結果を保証するものではなく、エンターテインメント・自己理解の参考としてお楽しみください。

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